平成22年3月5日(金)、鹿児島県・霧島市立国分中央高校商業科1年生160名を対象に、「金融経済を学ぼう」の授業が行われました。授業を担当したのは、三菱UFJ信託銀行鹿児島支店の市来国資(いちき くにただ)次長です。
銀行員から直接に話を聞き、銀行の仕事を理解する。
「銀行の仕事にはどのようなものがあるでしょうか?」と質問する市来次長
国分中央高校商業科では、科目「ビジネス基礎」「簿記」「会計」など、金融に関わる教科が多く設けられています。今日は銀行員から直接お話を聞けるとあって、生徒たちは最後の質疑応答の時間のために、様々な質問を用意していました。
授業は、銀行の仕事について理解するところからスタートしました。「銀行の仕事についてどのようなものあるでしょうか?」と市来次長が生徒たちに質問したところ、預金・貸出・為替といった正解がすぐに出てきました。
預金のメリットについて、もらったお年玉を貯金箱に入れるのと、銀行に預けるのとどう違いますかと分かりやすい例を上げながら、預金することで利息がつくことを説明しました。また、現在の利率についても触れ、なぜ日本の利率が低いのか、生徒たちに考えさせました。預金に加え、貸出と為替の仕組みについても説明を進めていき、銀行は社会の中でお金の流れを作り出す役割を担っていることを伝えました。
手形の仕組みを知ろう!
「手形の仕組み」についての説明を真剣に聞く生徒たち
1年生の簿記の授業に手形取引の内容が出てくるので、ぜひそれについてお話をいただきたいと商業科の山田先生からご要望がありました。それに対し、市来次長は「銀行」と「A工務店」、「B木材」といった具体例を用いながら、手形取引の仕組みを詳しく説明していきました。「裏書」、「手形割引」、「不渡り」などの専門用語を説明される際、生徒たちだけではなく、授業に参加された先生方もじっくりと話を聞く様子を見受けられました。
信託銀行の仕事とは?
信託銀行について紹介の様子
信託とは「信じて託す」との意味。信託銀行で扱っている商品はお金、株式から排出権取引まで多岐に渡っていることを紹介していきました。お客様のお話に耳を傾け、それぞれのニーズに合った商品を提案するのが信託銀行の仕事ですと説明しました。
講義の最後に、市来次長はお金を血液と例えるなら、銀行は血管となるでしょうと、人間の体に例えて、銀行の役割を再度確認しました。
質疑応答の時間に事前に用意した質問から、担任の先生がいくつか読み上げての質問となりました。中には「私たちが預けたお金は銀行側にとって負債ですか」といった良く考えられた質問もたくさんありました。今回の講義を通じて、国分中央高校商業科の先生方が金融経済教育に真剣に取り組んでいる様子と、生徒たちの学習意欲の高さがとても印象的でした。