3月5日(木)、高知・大豊町立大杉小学校で、NPO法人企業教育研究会と連携の下、「金融経済を学ぼう」の授業が行われました。授業を行ってくださったのは、同校6年生担任の猪野博昭先生です。
家庭では何にお金を使っているのだろう?
今回の授業は、金銭学習と題された特別授業として実施されました。内容は、「使う」のコンテンツに関連するものです。
はじめに、猪野先生は「家庭でのお金の使われ方について考えよう」と本時の学習課題を設定し、家庭でのお金の使い道をノートにできるだけたくさん書き出すよう、子どもたちに指示しました。
子どもたちからはたくさんの意見が出されました。例えば、学用品・マンガ・CD・ゲームなど自分が使うもの、水道代・電気代・ガス代・電話代など家庭で使っているもの、また、税金・ローン・保険・預金という意見も出てきました。
猪野先生は、「使う」コンテンツ内のダウンロード教材「費目カード」をあらかじめ印刷しておき、子どもが発表した意見を黒板に貼っていきました。また「費目カード」にない意見も、新たに付け足して黒板に書いていきました。
たくさんの意見が出たところで猪野先生は、「これらを3つのグループに分けてみたいと思います。」と次の活動を指示しました。猪野先生から提案のあった3つのグループ項目は、「生きていく上で必要なお金」「生活を充実させるために必要なお金」「社会や人のために使うお金」の3つです。子どもたちは班に分かれ、班ごとに配られた「費目カード」のグループ分けに取りかかりました。
グループ分けが終わると、班ごとの意見を見比べて、「外食代は『生きていく上で必要なお金』ではなく、『生活を充実させるために必要なお金』ではないか?」「保険はどこに分類されるのか?」「自分たちの学用品はどうだろうか?」と議論をしていきました。
活発に意見が出され、普段は意識することの少ないお金の使われ方について、改めて考えるきっかけとなりました。
信託銀行の方にお話を聞いてみよう!
子どもたちの議論が進んでいく中で、猪野先生は「お金のプロ・信託銀行の方にお話を聞いてみよう!」ということで、三菱UFJ信託銀行高知支店・佐々木和幸支店長を紹介しました。
佐々木支店長は、実は分類された様々なお金の使われ方と銀行が深く関わっていると伝え、預金・貸出・為替・口座振替など銀行の業務と子どもたちやそれぞれの家庭のお金との関わりについて、「貯める」コンテンツを活用しながら、具体例を交え説明しました。また、特別に紙幣の数え方の実演も披露していただきました。
最後に「今日の授業で、お金は大切なものだということを改めて考えてくれたらと思います。また、自分自身みなさんの大切なお金に関わる仕事ができていて、とても嬉しく思っています。」とのメッセージがあり、金融経済の基礎を学ぶと同時に、銀行員の仕事について理解を深めることができるキャリア教育としても意義の大きい授業となりました。